昨日は夫と一緒に畑仕事をした。今年の野菜の植え付けをした頃、夫は一人で畑に行っていた。一度にたくさんだと圧倒されてしまうかと、庭にある温室で育てた苗を少しずつ持たせた。プレッシャーを与えないよう夕食を食べながら「今日は、何をした?」と聞くと「何々を植えた。」という答えに何の疑問を持たなかった。どのように植えたのかを知ったのは、菜園を借りてる市から警告を受け取った後だった。
目の高さまで伸びた雑草を取り除いて目に入ったのは、畳1畳ほどの広さに、5-10cmの間隔で植えられていたいろいろな野菜だった。普通なら収穫の時期に入ってるものもあり、今更動かして全滅になるよりはと、そのままにしておいた。遅い出だしもあり、そんなに狭いところに植えられたんじゃ育つこともままならなかったのだろう。もう収穫の時期を終えてもまだその大きさに達してなかった。運よく今年のイギリスは10月に入っても霜がおりず、もう少しそのままおいていたが、今週からは大雨が予報されており、これ以上おいて大きくなるチャンスより腐ってしまう可能性の方が高かった。夫に「玉ねぎとエシャロット全部収穫して。」と頼んだ。
ジャガイモ同様「見えない」を繰り返し、1本1本「これ」と茶色くなった茎を指でさして掘ってもらったんだけど、どうしても最後のエシャロット2つが収穫できない。「エシャロットってなんだよ!💢」「どこにあるんだよ!💢」「何言ってんのかわかんない!」突っかかて来ては別の場所に移ってほかの仕事をしてしまう。「いつ家に帰るんだ?」と聞く夫に「あの2つのエシャロット掘り起こしたらすぐ。」と答えた。それからも「見えない!💥」を繰り返す。「お前の言葉は聞きたくない!」とまで言ってきた。
私だってもう帰りたい。足の裏は冷たく、腰も痛くなってきた。空は灰色が濃くなってきた。「雨が降ってくるからお願いだから!この2つ掘り起こして!」と言うのだが、土起こしフォークを土にさしても『起こして』くれない。茎はしんなりと折れているので、しゃがんで地面スレスレの茎を指さしてる勢いで土下座をしたが、イギリス人夫は土下座の意味なんてわかんない。時間を無駄にしてしまった😫それからも「見えない!」「何やるかわかんない」を繰り返し、ようやく小さなエシャロット2つが土からお見えになったのは『最後の2つ』になってから2時間が経っていた😰
昼の時間はとっくに過ぎ、家に戻るとすぐに夕食の支度を始めなければならなかった。支度をしながら私は台所でつまみ食いをしたが🤭、テレビを見ながら食卓に座ってる夫には早く出さなければならない。いっしょに座って食べる気にはならず、そのまま台所仕事を続けた。夫は「お前、来て食べないのか?」と台所に来たが、流しに立つと食卓からくるドアに背中を向けることになるのをいいことに無視をした。
畑にいる間はうちに帰りたい一心で怒りを抑えていたが、「お前の言葉は聞きたくない!」は振り払うことができなかった。食事を終えても収穫した玉ねぎ、エシャロットをビニール袋に入れたまま乾燥させることなく、寝室に行こうとする夫に声を荒げた。「病院の予約の日も口きかないからね!あんたがすっぽかしたって私は構わないんだから。」
翌朝、怒りは沈みきってはなかったが、2時間も余計に費やしてしまったせいで「おはよう」を言うこともなく、昨日するべきことの積み残しに集中していた。朝食を終えた夫は私のところにやって来た。
「今日、何曜日?」私は「あんたが私の『言葉は聞きたくない』と言ったんでしょ❗❗」と口の中で叫びながら無視をしようとしたのだが、認知症の夫は昨日の『会話』を覚えていないのか?それとも私の性格を知っているのか?
「月曜日。」口が滑ってしまった。